☆この記事はこのような人におすすめです。
・映画「カメラを止めるな」の女優役を演じたキャストを知りたい。
・映画「カメラを止めるな」に出てくるおばさんを知りたい。
・原作のパクリを訴えた件とその後について知りたい。
・本編のあらすじを知りたい。
SNSなどの口コミ効果もあって、異例の大ヒットとなった「カメラを止めるな」は、観る人を驚かせる仕掛けが詰まった映画になっています。
新人監督と無名のキャスト陣が製作費300万円で作り上げたにもかかわらず、脚本、編集など多分野で高評価を獲得。
しかも、第42回日本アカデミー賞の8部門で優秀賞を獲得するなど、大きな話題になりました。
一方、内容の方に目を向けると、誰が監督でどんな女優や俳優が出てるのか?
また、どんなあらすじなのかまったく知らずに観ても楽しめる作品になっています。
むしろ、そのおかげで、「次はどうなるんだろう?」、「次はどんな展開になるんだろう?」と、先が読めなく、観ていてもあっという間に映画が終わります。
そんな「カメラを止めるな」は、何回観ても楽しめる映画だと思うので、もしネタバレを知ってしまったっていう人でも、違う視点から観るのもありかも知れません。
そこで今回は、映画「カメラを止めるな」のキャストで出演している女優役や、おばさんは誰なのか?
盗作疑惑で騒動となったその後と、パクリの件がどうなったのかを調査してみました。
カメラを止めるなの女優役キャストは秋山ゆずき
映画「カメラを止めるな」のキャストですが、アイドル女優・松本逢花役は秋山ゆずきが演じています。
秋山ゆずき自身も元アイドルであり、後に女優に転身。
ただ、カメラを止めるなで注目されるまでは全くの無名で、アイドル時代は2008年に、「橋本柚稀」の芸名でジュニアアイドルとしてデビューしています。
その後の2012年、芸名を今の秋山ゆずきに改名し、2014年7月、アクトアイドル「アリスインアリス(二期)」に加入。
当時はグラビアやモデルとして活動をしていましたが、1年後の2015年8月、アリスインアリスを卒業し、2016年3月31日で所属事務所「フィットワン」を退社しています。
出典元:映画ナタリー
また、現在女優として活動している秋山ゆずきは、相関図にも書いてあるように、カメラを止めるなの上田慎一郎監督の作品に何度も出演しています。
この映画のキャストに出演しているのも、これまでに縁があったため、ヒロインに抜擢されたようです。
カメラを止めるなのおばさんは竹原芳子
映画「カメラを止めるな」のキャストといえば、「どんぐり」こと竹原芳子なくしては語れません。
劇中で演じているのは、プロデューサーの笹原芳子役。
あの小さいおばさんです。
そんな竹原芳子は、1度見たら忘れないくらいのインパクトがある女優です。
若い頃は、証券会社や裁判所に勤めるなど、異色の経歴を持ちます。
しかも、50歳過ぎておばさんになってから吉本興業の養成所「NSC」に所属。
女優としては、本名の竹原芳子(たけはらよしこ)として出演していますが、本作品が初めての映画出演。
また、お笑い芸人のときは、「どんぐり」という芸名で活動しています。
ちなみに、どんぐりという芸名の由来は、高座名にちなんで付けられたのだとか。
裁判所に勤めていた頃にカルチャースクールの落語教室に通っていたことがあり、その時の高座名が西天満亭どんぐりだったそうです。
あと、ビジュアルが強烈なので、結婚しているのか調べてみましたが、残念ながらそういった情報は見つけることができませんでした。
日暮隆之役-濱津隆之
日暮真央役-真魚(まお)
日暮晴美役-しゅはまはるみ
松本逢花役-秋山ゆずき
神谷和明役-長屋和彰
細田学役-細井学
山ノ内洋役-市原洋
山越俊助役-山﨑俊太郎
笹原芳子役-竹原芳子
古沢真一郎役-大沢真一郎
松浦早希役-浅森咲希奈
吉野美紀役-吉田美紀
栗原綾奈役-合田純奈
黒岡大吾役-イワゴウサトシ
相田舞役-高橋恭子
谷口智和役-山口友和
温水栞役-生見司織
藤丸拓哉役-藤村拓矢
カメラを止めるなのパクリ騒動
映画「カメラを止めるな」は、興行収入30億円を突破するなど、大ヒットを記録しましたが、その一方で原作に関して盗作疑惑が浮上しました。
パクリだと名乗り出たのは、劇団「PEACE」の主宰を務めていた和田亮一氏。
和田亮一氏は、原作である自分の劇団「PEACE」の舞台、「GHOST IN THE BOX!をカメラを止めるなにクレジット表記してほしい」と要望したのです。
ただし、上田慎一郎監督も以前から「原作となった舞台作品がある」と公言。
そのため、一時は原作ではなく、原案として『GHOST IN THE BOX!』をクレジット表記していたのです。
しかし、和田亮一氏はそれに納得せず。
その後、週刊誌フラッシュで盗作疑惑の記事が公開され、和田亮一氏が訴訟の準備をしていることが明らかになったのです。
パクリの件を簡単に説明すると、こんな感じになるのですが、結果どうなったのかというと、その後も話し合いが続いたそうです。
そして、ようやく和解。
パクリを訴えた和田亮一氏は、ファンに謝罪するとともに以下のコメントを発表したのです。
「上田監督、市橋プロデューサーや元劇団員と話し合いを重ね、お互いの気持ちを理解しあった上で本日を迎えることができました」。
上田監督も以下のコメントを発表しています。
「両陣営で冷静に話し合いを重ねた結果、“お互いのオリジナル性がなければ産まれなかった作品”ということで気持ちが一致しました」。
そして、その後の作品はというと、今後は、以下のようにクレジットすることで解決したようです。
「共同原作」として和田亮一氏と上田慎一郎監督、「企画開発協力」として荒木駿氏と大坪勇太氏(劇団PEACE)、さらに「Inspired by:『GHOST IN THE BOX!』(和田亮一/劇団PEACE)」。
カメラを止めるなのあらすじ
映画「カメラを止めるな」のあらすじは、3部構成で出来ているような感じになっています。
一言でいうなら、家族が一丸となって目的を成就していくというヒューマンドラマ。
公開後、話題になっていたシーンとしては、まず冒頭の37分間によるノーカットのゾンビ映画の撮影模様です。
冒頭の37分間は、ゾンビ映画を制作している中において、実際にゾンビに襲われるというトラブルが発生。
初めて見た人はこのシーンがつまらなく感じてしまいますが、これが伏線になっているわけです。
よくあるB級映画かな?っていうような感じがしますが、だんだん見ているうちに違和感を覚えていきます。
それがいくらなんでもおかしすぎないかって感じになって、ストーリーが展開されていく。
そして、37分間のシーンが終わるとスタッフロールが流れるのですが、このスタッフロールにもちょっとした仕掛けが施されていて、観る側を楽しませています。
そのスタッフロールが流れ終わると「1カ月前」とテロップが表示されて、ここから物語の核心部分に迫っていきます。
絶対ネタばれしたくないという部分です。
つまり冒頭にあったゾンビ映画は劇中の中の劇中劇。
映画を制作している人を我々が見る感じになっているわけです。
要は、短編映画を撮影していくという様子が、この映画の根本的にあるテーマ。
物語の根幹をなしている部分というわけなのです。
ワンカットの長回しで挑んだゾンビ映画の撮影中、本物のゾンビが出現。
現場は混乱するが監督の日暮は命がけで撮影を続ける。
ロケ地は水戸の廃墟。
ここで、ゾンビ映画の撮影がおこなわれていた。
また、ヒロイン・松本逢花(秋山ゆずき)が、ゾンビになった恋人・神谷和明(長屋和彰)に追い詰められるという山場のシーンだが、監督・日暮隆之(濱津隆之)の納得のいくものが撮れず難航する。
そこで監督と付き合いの長いメーク係・日暮晴美(しゅはまはるみ)の提案で一時休憩に。
メーク係が今いる廃墟で、昔、人体実験がおこなわれていたという怪談を始めると、外で異音が発生。
見に行くと、カメラマン・細田学(細井学)が助監督・山ノ内洋(市原洋)に襲い掛かっており、現場は混乱を極める。
カメラを止めるな ロケ中のトラブルとアドリブ
映画「カメラを止めるな」のロケ撮影には、アドリブや計算したトラブル、ガチのトラブルがあったそうです。
もともと冒頭の37分間のシーンは、トラブルが起きたからこうなったんだという脚本を、出演キャストみんなに渡して撮影していたのだとか。
しかし、血がかかったシーンは、ガチのトラブルだったそうです。
ほかにも、片腕ゾンビが1分半くらいでゾンビメイクを完了しないといけない早替えがあったらしいのですが、ゾンビ役が緊張して手が震えて、上手くコンタクトが入らなかったとか。
そのせいで片腕ゾンビが登場するのが15秒から20秒ぐらい遅れたそうなのですが、そこはガチでキャスト陣がアドリブでつないでいたそうです。
さらに、ラストのエンドロール部分で、実際のカメラマンが草むらでコケるシーンがあったのですが、ガチなのか、台本通りなのか気になった人が多かったとか。
監督いわく、本編の映像はわざとコケたということですが、リハーサルの時にガチでコケたから本番でコケることにしたそうです。